私の高校受験
最近中学3年生の生徒さんが、高校受験に対していろいろ思い悩んでいるのがよくわかります。2学期の期末テストも終わり、学校の面談で先生から耳の痛くなる話を聞いて、いよいよ高校受験が迫っていることを感じてきたのでしょう。
今日は私の高校受験についての話をしたいと思います。私が高校受験をしたのは、今から20数年前(笑)です。私の世代は第二次ベビーブームでとにかく競争が激しかった時代でした。私が通っていたのは神奈川県の公立中学で、1学年が8クラスもあり同じ学年で360人くらいいました。東京や神奈川では頭のいい子はみんな私立の中学に行ってしまうので、公立中学の中でレベルの低い競争をしていました(笑)。
私は塾に通わせてもらえなかったので、定期テストの前にやることといったら、教科書を読み直したり、教科書の例題をやったりすることくらいでした。あまりにやることがなかったので、授業中に写したノートを家に帰ってもう一度書いたりして時間を潰していました(笑)。
当時の神奈川県では、2年の3学期に行われるテストで25%、3年の2学期の通知表の成績で50%、本番の高校入試で25%の配分になっていました。つまり本番の高校入試の前に75%が決まってしまうわけです。私の場合、2年の時にパソコンゲームにはまってしまい、2年の3学期のテストでありえないくらい悪い点数を取ってしまったことが原因で結局、「行けたらいいなあ」と思っていた高校をあきらめることになりました。
今から考えれば、3年になってから順調に成績が伸びていたので、もっと強気で頑張ればよかったと思います。今、もし当時の自分と話ができるのなら、「そんな弱気にならずに強気で頑張れよー!」と励ましているでしょうが、もちろんそんなことができるはずがありません。中学生くらいだとなかなか自分に自信が持てない子が多いのですが、私もその中の一人でした。
出願直前まで、1ランク上の学校にするかどうか悩みました。今でも覚えているのですが、3年の12月に受けた模擬テストでは何万人かの受験生の中で全体の36位、入試直前に学校で受けた業者テストでも校内で1位だったので、受験直前は本当に絶好調でした。学校の担任の先生に上の学校を受験してもいいか相談したのですが、良い返事は得られずじまいでした。
結局1ランク下の学校に出願し受験したのですが、当時は「この学校に行くのかー」という失望の思いしかなかったので、高校入試本番でも全然集中できませんでした。いつもは9割以上取っていた数学も6割くらいしか取れず、「ひょっとして合格できないんじゃないか」と冷や冷やしながら合格発表を待ちました。結局私が受験した年はその高校は定員割れだったので無事合格したのですが(笑)。
私にとっては高校受験をいい形で終われなかったことが、高校に入ってから真剣に勉強するきっかけになったと思います。「大学受験では、あんな悔しい思いをしたくない」と強く思いました。もし高校受験で痛い目を見なかったら、高校に入っても真剣に勉強しなかったかもしれません。そう考えれば、失敗もいい経験なのかもしれません。
ただ、今塾に通ってくれている生徒さんには高校受験を良い形で乗り切って欲しいと思います。どこの高校に行くかによって、皆さんを取り巻く環境は確実に変わります。毎日をなんとなく過ごしている人が周りにいるのか、高い目標を持って毎日頑張っている人が周りにいるのかでは、自分自身の考えが大きく変わってしまうでしょう。
塾に通ってくれている生徒さんとは縁あって同じ教室で勉強しています。皆さんには、「中学生の自分が目の前にいたら、自分に対してどうアドバイスするだろうか?」という思いを持って接しています。私は中学の時には塾に通えなかったので、自分なりに頑張って勉強しましたが、納得のいく結果を出すことはできませんでした。でも、今の自分がもし過去の自分にアドバイスできるなら、絶対により良い結果を出せるでしょう。もちろん過去の自分にアドバイスをすることなどできません。しかし皆さんにはアドバイスをすることができるのです。これから入試を迎えるまでは精神的にもつらい時期が続きますが、不安に感じた時は、遠慮なく相談に来てください。高校受験がすべてではありませんが、高校受験を良い形で終えることが皆さんの人生にプラスになると信じて、応援していきたいと思います。
公立高校入試まで、残り87日です!


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