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2008年4月20日 (日)

やっぱり予習は必要だ

入塾を検討している保護者の方から電話があったときよく言われることのひとつに、「うちの子は予習なんてできません」というのがあります。実際予習をしなくてもいいように授業を進めている塾もたくさんあります。予習をしなければいけない塾と予習をしなくてもよい塾ではどちらの方がいいのでしょうか?

保護者の方や生徒さんの立場から考えると、予習しなくてもいい方が授業を受ける前の負担が少ないように感じるのでいいのかもしれません。

当塾で生徒さんに予習をやってもらっている理由を書いておきます。

①予習をやることで自主的な学習姿勢が身につく。
 予習をやるということは自分の頭を使うことになります。塾のテキストを読んでいてわからないことがでてきた。さあ、どうしよう。教科書に詳しい説明が載っていないかな?それともテキストに説明している箇所があるかな?それとも辞書で言葉の意味を調べれば解決の糸口がつかめるかな?もしこういったことを毎回の予習で実行してくれるなら、間違いなく生徒さんの学力は上昇するでしょう。だって学校で勉強することなんて絶対どこかに答えがあるはずですからね。でも予習をして来なくてもいい塾であれば、生徒さんはほぼ間違いなく予習をする習慣がつきません。だって、塾がそれを許しているんですからね。その結果、自分で考える習慣がいつまでもつかないことになります。中学の間はまだ塾に依存していても乗り切れるかもしれませんが、高校に行ったら自分で考える習慣のない子、自分で勉強する習慣のない子は大変な思いをするでしょう。

②予習をやることで授業を集中して聞くことができる。
 予習をすることで授業で勉強する内容の半分が理解できたとします。だとしたら、授業では自分が理解できなかった内容だけを集中して聞けばよいことになります。何の勉強でもそうですが、事前の準備が全くない状態では授業のすべてを理解するのはとても大変です。予習をしなくてもすべて理解できるのは、集中力の高い生徒さんや要領の良い一部の生徒さんだけでしょう。授業中ずっと集中力を維持しておくのは大変なことです。授業での負担を少しでも減らしたいなら、予習をやることで、「自分がわからないのはどこなのか?」を明確にしておくと良いでしょう。

③予習をやることで受ける授業時間が減る。
 仮に予習をしなくても良いという前提にすると、学習内容のすべてを一から説明していかなければなりません。学校のように朝早くから夕方まで時間が使えるような環境であれば、そういったカリキュラムを作ることも可能です。しかしそもそもすべて一から説明する必要があるでしょうか?生徒さんは、予習をやる必要がないと言われれば当然やって来ませんが、予習をやってくることが必要な環境に置かれれば皆やってくるものです。予習をやればほとんどの生徒さんは、数学であれば簡単な計算問題くらいは解いてきますし、英語であればわからない単語をちゃんと調べてきます。生徒さんを子ども扱いしなければ、みんな結構頑張って勉強してくるのです。そして、それをやってくることで授業をとてもスムーズに進めることができます。当塾では講義クラスの授業を週2日のカリキュラムで組んでいますが、十分学習内容を消化することができます。また、予習と復習のサイクルを作るためには、週2日が生徒さんにとってもペースを作りやすいのかなと思います。週3日以上にすると予習と復習を同じ日にやらなければいけなくなるので、学習ペースをつかむのが難しくなりますし、通塾の負担も大きくなるでしょう。

最後に「予習をどうやっていいかわからない子供が多いのではないか?」と思う方もいるかもしれません。これは予習をどのように定義するかにもよります。予習を、「授業でやるすべてのことを理解してくること」と定義すると、予習というものが非常に難しいものになります。しかし当塾では、予習は、「自分が理解できない内容を探してくること」と説明しています。例えば英語の予習をする場合でも、英単語の意味や読み方を調べることは完全に予習でやってきてもらうようにしていますが、英文の日本語訳についてはとりあえず自分が正しいと思う訳を書いてくればOKにしています。もし予習をしなくてもいいという楽な状況であればほとんどの生徒さんは単語の意味さえ調べてこないでしょう。授業で単語の意味や英文の訳を聞くだけが勉強になっていしまいます。これは英語の勉強といえるでしょうか?学校を卒業したら、英文の意味をいちいち他人に聞くことはできません。今のうちに自分で勉強する習慣をつけておかないと困ったことになりますよね。

予習は、勉強が得意だからできるのではありません。むしろ勉強が苦手な人ほどやらなくてはいけないものだと思います。予習は、「授業で勉強することを事前にすべて理解すること」ではありません。予習は、「授業で勉強することで何が難しいことなのかを調べること」なのです。わからないことでも自分で調べることができるものは自分で調べましょう。そのうちに自分で解決できることが多くなっていきます。そうなるとますます授業を楽に聞くことができるので理解も深まります。自分で調べてもわからないことは・・・
もちろん気軽に質問してください。

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